ニシタニ ジュンペイ
西谷 順平
NISHITANI Jumpei
所属 経営学部 経営学科
職名 教授
言語種別 日本語
タイトル 資産取得原価算定論について
メッセージ 企業が資産を取得した際には、会計上簿記上、その資産に対する当初評価(取得原価算定)が行われることになっている。例えば、100万円を払って買った備品に対して、100万円という当初評価を行うなどである。その当初評価に関する会計基準のあり方と企業行動を研究対象としている。このように書けば、単純過ぎて研究の対象にならないかのような印象を与えるかもしれない。
しかし、古くは19世紀後半から問題になっている「利子の原価算入問題」から、最近では航空会社における「機材関連報奨問題」や国外ではワールド・コムの粉飾決算問題まで、資産の当初評価を巡る会計問題がいろいろと存在している。つまり、当初評価はそれほど単純なものではないのである。
そして、それら当初評価を巡る会計問題は、必ず他の会計問題・社会問題にも絡んでいる。例えば、「利子の原価算入問題」では財務諸表は誰のためのものかといった会計主体論が、「機材関連報奨問題」では航空運賃の公共性といった問題が絡んでいた。つまり、広がりがあるのである。
あるいは、逆のことも言えるだろう。つまり、多くの会計問題において、当初評価という基本問題が絡んでいると。
私は、この基本問題に取り組んでいるわけである。