フチノ タカオ
渕野 貴生
FUCHINO Takao
所属 法務研究科(法科大学院)
職名 教授
言語種別 日本語
研究概要 主な研究概要は、以下の通り

①犯罪報道と被疑者・被告人の適正手続保障
犯罪報道が被疑者・被告人の公平な裁判を受ける権利の保障に与える影響について法理論的に権利侵害の構造を明らかにし、そのような権利侵害の発生を防止するための法的、政策的手段の検討を行っている。また、このテーマに関連して、刑事裁判や少年審判の公開が、少年の適正手続保障に与える問題点を探り、とりわけ少年の刑事裁判における情報の公開のあり方について、少年手続の非公開原則に基づき、憲法上の公開原則と矛盾しない形で公開のグレードを下げる方策を模索している。

②刑執行後の社会復帰に向けた法制度的環境整備
刑執行後の社会復帰の阻害要因となっている前科制度について理論的根拠を批判的に検討し、前科制度の抜本的改革を構想している。同様に、社会復帰の阻害要因となっている社会保険受給権喪失が生み出される構造について検討し、社会保険受給権の実効的確保に向けた法解釈を模索している。

③裁判員制度、公判前整理手続の研究
裁判員制度および公判前整理手続が被疑者・被告人の適正手続保障に与える影響について分析している。とりわけ、主張明示義務の黙秘権との関わりや、公判前整理手続と予断排除原則との関係を研究している。