ムネモト シンサク
宗本 晋作
MUNEMOTO Shinsaku
所属 理工学部 建築都市デザイン学科
職名 教授
言語種別 日本語
研究概要 都市や建築空間と人間の感覚や認知、行動との関係性を捉え、建築計画と設計の方法に反映する研究

人間の感覚や行動、生理学的な反応に基づく合理的な建築を計画し、設計することは大切である。しかしながら、設計者は明確な根拠を持って、狙った印象やよい評価を受けるような建築のデザインを生み出しているわけではない。建築計画学には多くの基礎的な理論やルールはあるものの、最終的なデザインは、設計者の個人的な感覚や知識に基づいている。そのため、設計者がデザインを作り上げる過程を理論的に説明することは極めて困難であり、科学的にもそのメカニズムはほとんど解明されていない。
これまで、感性は人間の行動や設計の創造性の原動力となっていると考え、感性を取り入れた設計方法についての研究を行ってきた。これは、人間の感性と建築(環境)をシステムとして捉えて、その振る舞いから設計解を導き出そうとするものであり、利用者の選好と空間を構成する要素との関係をモデル化し、他者と共有できる知識としてきた。
近年、人間のモニターリング技術や非線形の解析手法等により、建築や都市における空間と、人間の感覚や認知、行動との複雑な関係を曖昧なまま扱うことが可能になってきた。これらの手法を用いて、人間により合理的な建築を目指し、生理学的なエビデンスを用いた設計方法を構築すべく、人間の感性や視覚や脳の生理学的な反応をモデル化し、設計の方法に取り込むことを試みている。