TAKADA Akimasa
Department / Course School of Law
Title / Position Professor
言語種別 日本語
研究概要 刑事訴訟の対象

刑事訴訟の対象を、現在の研究テーマにする。とくに、訴因変更の可否、すなわち、公訴事実の同一性の意義、機能などを研究する。問題意識は2点。1つは、公訴事実の同一性の有無を判断する基準として、原訴因と新訴因の事実共通性とともに非両立性が挙げられる。しかし、非両立性の強調は被告人側の防御権を侵害しないかという問題意識をもつ。もう1つは、日時・場所を備えた具体的事実の主張として訴因を捉えたうえで、その変更の可否を論じるべきではないかという問題意識をもつ。後者の問題意識は、たとえば、殺人罪で被害者、実行行為は同一であっても、日時・場所が著しく異なる場合は、訴因変更も、また、そもそも択一的訴因の記載も許されないのではないかと考えたところから生じる。二重起訴、再起訴の可否という問題とあわせて、訴因対象説の意義・機能を掘り下げて検討したい。