ISHIKAWA Ryota
Department / Course College of Business Administration Department of Business Administration
Title / Position Professor
言語種別 日本語
タイトル 経済や社会、自分自身の存在に対する歴史的アプローチ
メッセージ 歴史というと縁遠いものという印象を持つ人もいると思いますが、実際には、私たちは生活する中で常に「歴史的」な考え方をしています。たとえば皆さんが「この会社、最近急に成長したなあ」という感想を持つとき、既に「いつから伸びたのだろう」「その理由は何だろう」「内部的な理由なのだろうか、それとも外部環境のおかげなのだろうか」などなど、さまざまな歴史的問いを同時に発しているはずです。

そうした問いは「自分から見た世界」の成り立ちを理解するうえで役立ちます。さらに踏み込んで「世界のなかの自分」というように視点を変えて見ると、今度は自分自身がなぜここにいるのか、世界の中でどのような役割を果たしているのか、そうした問いも新たに湧き上がってくると思います。

こうした問いは、もちろん歴史学だけの問いではなく、それ以外のさまざまな学問を通じても解くことができますが、私の研究している歴史学では、時間のなかでの変化をより自覚的に追究するという点に特徴があると思います。

歴史学といっても対象とする時代や地域は様々ですが、私自身は近現代の朝鮮半島、また朝鮮半島にルーツを持つ人々の歴史に関心を持っています。私がいま暮らしている日本社会の成り立ちを考えるときに、朝鮮半島との関係を抜きにしては考えられないし、朝鮮半島から移住してきた人びと(いわゆる在日コリアン)がどのように暮らしてきたかを知ることは、日本社会そのものの特徴を知ることにつながると思います。

このような問いに関心を持ってくれる皆さんと共に勉強を深めていきたいと思います。