カナモリ マサオ
金森 雅夫
KANAMORI MASAO
所属 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科
職名 教授
言語種別 日本語
研究概要 スポーツ活動のヘルスプロモーション効果,およびアスリートの健康管理/リスク管理に関する研究―フィールド研究および既存データの統計学的解析に関する研究

スポーツ活動と、環境および健康増進効果については、今まで2つのスポーツでのフィールド活動を通じて研究してきた。サイクリングと登山の2つである。1)サイクリングは、滋賀県バイコロジー・びわこ一周サイクリング「ビワイチ」である。びわこ湖岸一周170km以上のコースを2日かけてサイクリングするロングディスタンスかつモデレートなスポーツである。参加者は、県内外から50名以上集まる。年齢は15歳以上の青年から高齢者まで幅広い。ビワイチを完走して何を感じるのか? まずは、達成感であり、自己満足感・自己絞扼感(self-efficacy)そして自信である。これは、active agingにつながり、健康寿命の延伸につなげるべく、免疫学的根拠を一部は得て論文発表した。
2)登山のヘルスプロモーション効果についての研究では、山というスポーツ環境が人間に及ぼす効果が大きい。そしてリスク管理の重要性が増してくる。三浦雄一郎は、高齢にしてヒマラヤ登山の偉業を成し遂げた。そこには、アスリートみずからがトレーニングによるミラクルボディを作り上げた要因のみならず、不整脈管理や脳浮腫などの高山病予防対策の先端的医科学健康管理が勝利を得たといっても過言ではない。現在、フィールド活動として登山でのヘモグロビン、呼吸機能の変化について、一部は科学研究費をいただき、共同研究者ともに論文発表してきた。
スポーツ学部での経験は13年、それまでは医学部および公衆衛生関係の部署にいたので、その両面のブリッジとして研究の役割を考察したい。ヘルスプロモーション・疾病などのスポーツ活動の効果・リスクの評価研究およびフィールド研究の実施で経験を深めるとともに、過去の既存資料を振り返ることによって、人間環境と未来の付き合い方について考察を深めていきたい。