TAMURA Masahiko
Department / Course Ritsumeikan-Global Innovation Research Organization
Title / Position Senior Researcher
言語種別 日本語
研究概要 意思決定と潜在的処理

 我々は日常的に様々な意思決定を行い,選択活動を行っている。このような活動について,我々は常に意識的な処理を行っているわけではないだろう。とりわけ,曖昧な要因が含まれる状況において,我々の意思決定は,しばしば規範的なものから逸脱する。このテーマについて,2種類のアプローチによる検討を行っている。
 1種類目は,認知モデルを構築し,人の意思決定行動のメカニズムを明らかにするアプローチである。ここでは,ベイズの定理や,プロスペクト理論のような,比較的単純なモデルや理論を用いて検討している。我々は意思決定を行う際に,規範的な解から逸脱することが多い。このメカニズムを明らかにすることを目標としている。
 2種類目は,潜在的処理が意思決定に与える影響を検討するアプローチである。主に,洞察問題解決を対象に,プライミングや類推,身体性認知から,洞察問題解決固有の現象である固着の形成やその解消について検討している。洞察問題解決では,意識に昇らない認知活動の存在が古くから指摘されており,潜在的処理が意思決定に与える影響を検討することを目的としている。