ソエダ シュウヘイ
添田 修平
SOEDA SHUHEI
所属 薬学部 薬学科
職名 助教
言語種別 日本語
タイトル 希少疾患について研究する意義
メッセージ 学生さんに私の所属する研究室は希少疾患が対象なのでこれから新たに研究室に配属となる子達には人気がないかもしれませんねと言われた。理由としては、がんや糖尿病、神経系でもアルツハイマー型痴呆症等の疾患を研究する研究室に勝てないということであった。この言葉に反論できず確かにそうかもしれないと認めざるを得なかった。私自身、公募で今の研究室を受けたので公募を受けるまでPrader-Willi症候群という疾患の存在を知らなかった。では、希少疾患を研究する意義やメリットはどのようなことがあるのか今一度、考えて見た。出した結論として、まず始めに、研究者としての競争相手が少ないことではないだろうか?例えば、がんの研究で研究者の中でもよく知られる権威となるには相当な労力と実績と時間が必要であるが、Prader-Willi症候群のような神経系の研究者でも知らないと言われる疾患なら数報の論文を出し続ければ権威となり得ると思われる。次に、希少疾患としても実際に患者さんは存在しているということだ。希少疾患であるが故に研究者が少なく研究の進展が進まないので治療法が見つかりにくいという問題があり、誰かが取り組まなければいけないと考えている。たとえ母集団が少なくても希少疾患の研究は必要なのである。われわれの研究に意義を感じ、興味を持った研究者の方は是非連絡していただきたい。他疾患、他分野の研究者と共同研究を行うことでおそらく新たなアイディア、発見を生み出すであろうから。