マツダ ヒロキ
松田 大樹
MATSUDA HIROKI
所属 生命科学部 生命医科学科
職名 助教
言語種別 日本語
研究概要 膵β細胞の再生機構の解明

グルコースは生体における主要なエネルギー源である一方で、高い毒性も持ち、適切な血糖値の維持が生命の維持において必要不可欠である。インスリンはグルコースの低下を誘導する唯一の生体ホルモンであり、それを産生する膵β細胞は、グルコースホメオスタシスの中心的な組織である。しかしながら、哺乳類の膵β細胞は再生能が低く、それゆえ、その欠損ならびに機能不全はそれぞれ一型ならびに二型糖尿病の原因となる。一方で、脊椎動物の遺伝学的研究モデルであるゼブラフィッシュの膵β細胞は高い再生能をもち、生涯を通じて正常な機能を持った膵β細胞の再生をすることができる。このような、再生能の高い動物の再生過程の分子細胞メカニズムの理解は、再生できない動物の再生能向上させるための、有効で独自性の高い情報を提供できる。それゆえ、一つのプロジェクトとして、再生能が高いゼブラフィッシュがどのように機能を持った膵β細胞を再生していくのかそのメカニズムの理解を、様々なトランスジェニック動物とミュータントを駆使し行い、さらには再生できない動物がなぜ再生できないのかその本質的な理解をすることを通し、再生のできない動物の再生能向上を目指す。
さらに、この他にもこのトピックにとらわれない、ゼブラフィッシュという動物の特徴を生かした新たな研究も行う予定である。