ハタナカ トシユキ
畑中 敏之
HATANAKA Toshiyuki
所属 経営学部 経営学科
職名 教授
言語種別 日本語
研究概要 歴史社会における身分の研究

 〈身分〉といえば、江戸時代の「士農工商」がイメージされるであろう。生まれによって職業・居住地等が政治的に固定化されてしまうというイメージであるが、しかし、この身分の見方は一面的である。政治的側面から主として説明されてきた従来の身分ではなく、江戸時代のみならず、全ての時代における「社会のなかでの人間存在のあり方」を身分(広義)として捉える。そのうえで、特に〈出自〉による社会的な人間存在のあり方を身分(狭義)として改めて捉え直す必要がある。広義の身分(の捉え方)をベースに狭義の身分を位置づける。日本近世社会におけるこのような身分・身分社会の追究にあたって、雪踏(雪駄)などの伝統履物の生産・流通・消費の社会的経済的構造から考えている。〈もの〉を媒介にして形成される社会的人間関係=身分関係をキーワードに、歴史社会を描くことをめざしている。