チョン アヨン
鄭 雅英
CHUNG Ahyoung
所属 経営学部 経営学科
職名 教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/05/31
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 国共内戦期中国東北朝鮮人のナショナルな帰属意識-延辺帰属論をめぐって
執筆形態 単著
掲載誌名 北東アジア地域研究
掲載区分 国内
出版社・発行元 北東アジア学会
巻・号・頁 (26),41-53
総ページ数
概要 国共内戦中だった1949年1月、中国の長春で吉林省政府主催の民族工作座談会が開かれ、参加した中国共産党の朝鮮人幹部から、歴史的に朝鮮人と関連の深い延辺地方を北朝鮮に帰属させるべし、とする意見が出された。この意見は否定されて延辺は中国の領土である民族自治区に設定されることが決まり、やがて中国の朝鮮人は「中国朝鮮族」と称されるようになる。国共内戦には中国に居住する朝鮮人の部隊が共産党側で参戦し、北朝鮮も中共軍に多くの支援をしていた。中国東北の共産党支配下では、内戦勃発と同時に土地改革などの社会変革が進む一方で、中国人と朝鮮人の心理的葛藤も大きく、中国東北の朝鮮人ナショナリティをめぐる環境は揺れ動いた。民族工作座談会における延辺の朝鮮帰属論は、中国東北朝鮮人社会にナショナルな帰属を巡るさまざまな意見があったことを反映している。