ナカモト マオコ
中本 真生子
NAKAMOTO MAOKO
所属 国際関係学部 国際関係学科
職名 准教授
言語種別 日本語
タイトル アルザスと国民国家
メッセージ アルザス地方を中心に、国民国家と地方の関係、国民意識の変容と文化の問題を研究しています。この地方はフランスとドイツの国境に位置し、19世紀末から20世紀半ばにかけて両国の間でその帰属が争われた地域です。1871年のフランスからドイツへの割譲についてはA.ドーデ著『最後の授業』が有名ですが、あの小説が描く「フランスを愛するアルザス人」というイメージとは異なり、実際はドイツ語方言のアルザス語を話す人々の帰属意識は非常に複雑なものでした。フランス、ドイツ、そしてアルザスの間で、その帰属意識は常に揺れ動いています。さらに第一次世界大戦後、アルザスはドイツからフランスへと再びその帰属が変わり、アルザスの人々は「ドイツ人」から「フランス人」への急激な変化を蒙りました。現在は特にこの時期を中心に、国籍変更にともなう人々の「国民意識」の変容と、「アルザス文化」自体の変化について考えています。