ブン ショウホウ
文 小鵬
WEN XIAOPENG
所属 薬学部 創薬科学科
職名 助教
言語種別 日本語
研究概要 腸管細胞―神経細胞共培養システムの開発およびシヌクレイノパチーの発症メガニズムの解明への応用

パーキンソン病やレビー小体型認知症などのシヌクレイノパチーは、炎症や酸化ストレス等、様々な要因が絡み合うことで神経細胞におけるαシヌクレインが凝集し、神経細胞死を引き起こす神経変性疾患である。神経におけるαシヌクレインの凝集は腸管微生物や腸管の炎症と関連しており,パーキンソン病の発症は腸管からと推定されている。腸粘膜とその神経の病態病理を明らかにすれば、シヌクレイノパチーの予防および早期治療法の開発に繋がる。しかし、動物実験では腸の研究をするのに、安定な実験条件が設定できず、病態を解明することは困難である。Induced pluripotent stem cells(iPSC)技術の応用はパーキンソン病の病因解明に広く用いられているが、主に神経細胞のみ注目され、iPSC由来分化腸管細胞―神経細胞共培養システムは未だ確立されていない。我々はiPSC技術を用い、腸管粘膜、神経細胞、免疫細胞共培養システムを作製し、腸管におけるシヌクレイノパチーの発症メカニズムを解明する。